電子カルテ導入をケアの質向上のチャンスに変える!!

 12月1日9時、いよいよ電子カルテが本格稼働しました。紙カルテから電子カルテへの移行は、単に紙媒体から電子媒体への変更ではなく、業務内容の見直しと業務フローの再構築が必要となります。
看護部ではこれを業務改善のチャンスと捉えて、まず、電子カルテ導入による業務の効率化を図ること、次にケアプロセスの可視化とシステム思考による統合的なアプローチを行えるようになることで、ケアの質を向上させることをコンセプトとした看護マスタの作成を行いました。当院の看護を標準化しつつ患者の個別なニーズに適切に対応するため、看護診断にはNANDA-1看護診断を、アセスメントにはゴードンの機能的健康パターンを取り入れ、さらに、ケア項目には標準的な精神科看護に、さまざまな身体状況に応じたケアが提供できるよう、有馬高原病院看護部のオリジナルパターンを多数作成し、フィジカルデータも系統的に組み込むことにしました。これによって、複雑な患者の状況の情報を整理、可視化して、適切なケアを考察できるようになることを目指しています。
 稼働後1週間で、まだまだ混乱ありますが、看護師たちは高いコミュニケーション能力を発揮して相互支援、情報共有を行いながら、電子カルテ移行という一大イベントに取り組んでいます。業務の効率化とケアの質向上を目指した電子化ですが、準備と移行にはさまざまな困難や課題が残ります。今後はこの経験によって培われたチーム力によって、さらなる、バージョンアップに努めたいと考えています。