病棟での人気作業療法プログラム

今回は「病棟での人気のある作業療法プログラム」を紹介します。
とある病棟で月1回必ず行っているのが「読書カフェ」です。コーヒーを飲みながら本や雑誌を読んだり、その話題でおしゃべりしたり交流するプログラムで、気分転換や楽しいと感じられる時間を過ごす、日中活動する機会を持つなどが目的で行っており、その方の好きなことを知り交流を深めることができる貴重な時間になっています。
作業療法室にある本や雑誌を全部で80冊ほど病棟に持参します。内容は、料理、手芸、園芸、絵画、釣り、スポーツ、車、バイク、マンガ、ファッション、健康、趣味、旅行、病気の本などなど多岐にわたり、カフェで流れるようなCDも準備していきます。
このプログラムは楽しみにされている方が多く、たいてい時間前に、病棟で始まるのを待っている患者様がおられます。作業療法士が準備している間に、好きな本をさっと選ばれてそれぞれ好きな席に座って読み始められることが多いです。普段あまり作業療法に参加されない方も自身の好きな雑誌をもって静かに席について読まれる姿もみられます。
1月の読書カフェでは、12月新しく購入した雑誌(相撲・車・釣り・皇室など)をいち早く見つけて集中して読む姿があり、普段あまりお話しされない患者さまから「これ新しいですよね」と新しい相撲の雑誌を手に「今この力士が強い」「昔は見に行ったこともある」など話がはずみ、嬉しい驚きもありました。
このような楽しい時間を積み重ねていくことで患者様の意欲を喚起し、「ちょっと外出してみようかな」につながるよう継続して関わっていきたいと思います。