ありまこうげんホスピタルについて
当院は1970年に神戸市北区に開設され、精神科および内科診療を行っており、入院患者さま向けには歯科診療も行っています。また、ありまこうげんグループで運営している介護老人保健施設「青い空の郷」、特別養護老人ホーム「さくらガーデン」、訪問看護ステーション6ヶ所、ありまこうげん診療所、そしてグループホーム鹿の子台や、ありまこうげん居宅介護支援事業所とも連携をとりながら、患者さまへのきめ細かな医療介護福祉サービスが提供できるよう努めています。
病院長ご挨拶
当病院は1970年に「有馬高原病院」として開設され、今年で53年目を迎えました。2021年より社会医療法人となり「ありまこうげんホスピタル」と名称を変え、開設当初からの基本理念である3つの心「愛の心」「和の心」「励む心」をもとに「どなたからも親しまれ、頼りにされる存在」への変革に取り組んでおり、現在は①精神科救急・急性期治療 ②認知症の治療 ③地域活動への参画 に力を注ぎ病院運営を行っております。
「24時間365日精神科の急患対応」など救急・急性期治療に重きを置く一方で、高齢化が進む中、認知症を含めた高齢者の精神疾患だけでなく、身体合併症の治療にも力を注ぐことで患者さまの長期入院を防ぎ、地域で暮らしていくための医療体制の構築を目指しています。
2022年より開設しております内科外来では、精神疾患を持った患者さまの身体的支援だけでなく、地域にお住まいの方々に気軽に利用いただける開かれた外来を目指し、拡充していきたいと考えています。さらに、治療抵抗性の統合失調症の方のクロザリルの導入や気分障害・パーソナリティ障害などの危機介入および入院治療にも対応しております。また、高齢者の入院治療において、急性期病棟入院後、在宅復帰が困難な方の場合は、併設の介護老人保健施設や特別養護老人ホームのご利用についても相談させていただいております。
患者さまやご家族との出会いを大切にしながら、丁寧な診療を心がけ「誰もが自分らしく安心して暮らし続けることができる療養の場」を提供できるよう、職員全員が一丸となり、信頼・安心される病院を目指して尽力してまいります。
ありまこうげんホスピタル
病院長 南 健一郎
理念・基本方針
理念
- 「愛の心で医療・福祉に奉仕を」
- 「和の心で協力一致を」
- 「励む心で創意工夫を」
基本方針
- 1.患者さまの尊厳を守り、患者さま中心の医療を提供する。
- 2.安全安心とともに患者さまの生活の質にも配慮した環境を提供する。
- 3.高い知識と技術を習得し、自己実現を推進する。
- 4.多職種の連携を深め、できる限り患者さまの自立を支援する。
- 5.ありまこうげんグループ全事業とともに地域に貢献する。
- 6.患者さま、ご家族さまからのご意見を尊重し、守秘義務を守り、人権に配慮した医療を提供する。
患者さまの権利
当院職員は、患者さまには以下の権利があることを十分に認識し、これらの権利を最大限に尊重して日常の診療活動を行います。
1.人格を尊重される権利
その人の人格、価値観、思想、宗教などが十分に尊重される権利があります。
2.良質で安全な医療を平等に受ける権利
いかなる時も、暴力や虐待、無視、放置など非人間的な対応を受けず、最善と思われる安全な医療を継続して公平に受ける権利があります。
3.情報を知る権利
ご自分の病気の状態、治療方針、今後の経過など、わかりやすい説明を理解できるまで受ける権利があり、ご自分の診療記録などを閲覧しコピーする権利があります。
4.自己決定の権利
十分な説明を受けたうえで、治療方法、計画に参加し、自分の意見、意志で自由に選択決定する権利があります。
5.個人情報の秘密が守られる権利
診療に関する個人情報の秘密が守られる権利があります。
また、病院内で可能な限りプライバシーが守られる権利があります。
6.入院患者さまの通信・面会を自由に行える権利
7.入院患者さまの退院請求を行う権利及び処遇の改善を求める権利
入院に対してや治療・対応に不服申し立てをする権利があります。
また、これらの権利を行使できるよう援助を受ける権利があります。
特長
急性期
24時間365日、精神科救急の患者さまを受け入れ、夜間休日の診療体制を強化しています。外来診療から入院まで幅広く患者さまやご家族のご要望にお応えします。
認知症高齢者急性期
認知症疾患を中心に、急性期精神疾患への対応に力を入れていきます。特に認知症のBPSD(行動心理症状)や内科疾患を誘発する高齢者の方々のニーズにもお応えしています。
精神科合併症
肺炎や糖尿病、高血圧などの内科的疾患への治療にも対応していきます。内科常勤医師の配置により、身体合併症を持つ患者さまの医療にも対応いたします。
施設概要
運営法人 | 社会医療法人 寿栄会 |
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所在地 | 〒651-1512 兵庫県神戸市北区長尾町上津4663番地の3 |
連絡先 | Tel:078-986-1115 Fax:078-986-1850 |
診療科目 | 精神科・内科・歯科 |
設立 | 1970年4月1日 |
管理者 | 院長 南 健一郎 |
病床数 (2023年2月1日現在) |
A-wing病棟/精神科急性期治療病棟・精神科救急病棟(スーパー救急) | 144床 |
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B1病棟/一般科療養病棟 | 57床 | |
B2・B3病棟/精神科病棟 | 108床 | |
C1病棟/精神療養※1 | 54床 | |
C2病棟/精神科病棟 | 54床 | |
病棟合計 | 417床※2 |
- ※1 開放病棟(開放時間 9:00~17:00)
- ※2 精神救急入院料Ⅰ:96床を含む
バリアフリー情報
凡例
設備がある場合 | 青色表示 |
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設備がない場合 | 灰色表示 |
当院のバリアフリー情報
駐車場 | |
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敷地内通路(建物前) | |
建物の主な外部出入口 | |
トイレ | |
誘導案内 | |
昇降設備 | |
乳幼児コーナー | |
その他施設 | |
禁止事項 | |
その他 |
施設全体図
TIC (トラウマインフォームドケア)
当院では、医療看護のケアにおいてTICの考え方を大切にしています。
TIC(トラウマインフォームドケア)とは?
「トラウマへの気づきを基盤とした支援」を意味し、トラウマの影響の知識に基づいて、サー ビスを受ける者と提供するスタッフにとって、心地よく 参加できる環境やサービスの確保を目的としています。支援する多くの人たちがトラウマに関する知識や対応を身につけ、普段支援している人たちに「トラウマがあるかもしれない」という観点をもって対応します。