ありまこうげん
精神医学研究センター

Arimakougen Psychiatry Research Center

未来につなぐ、学びの場を

ありまこうげん精神医学研究センターは、関連大学等との連携のもと研究活動の運営を行っています。医療従事者はもちろん、建築学等、医療以外の分野での研究に取り組む学生の皆さまにも広く学習環境を提供することで、教育研究活動の充実に貢献しています。

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ありまこうげん
精神医学研究センターについて

 ありまこうげん精神医学研究センターは2020年10月1日に設置され、柵(しがらみ)のない教育研究活動支援を目的としています。当研究センターを組織として法人内に設置することで、一定の予算を投資し、より充実した教育研究活動環境の整備に努めています。

 従前より推進している法人内外の研究助成事業では、兵庫医科大学をはじめ大阪大学、神戸大学、関西学院大学等との連携や研究など、精神医学や精神看護、高齢者の医療介護福祉といった幅広い分野での研究活動を支援しています。また最近では、地域コミュニティの再生、建築学や経営学など多方面にわたる研究活動に対する支援も行っています。

 これからも、研究発表会やセミナー等の開催、紀要の刊行による論文発表の機会の提供、また、ありまこうげんグループを拠点とする共同研究・調査の積極的な推進など、当法人に関わるすべての研究者の皆さまのご活躍、そして多方面の研究教育活動の充実と発展への寄与を目指してまいります。

組織概要

組織概要図:ありまこうげんグループ/社会医療法人寿栄会・社会福祉法人愛寿会/精神医学研究センター・地域交流センター・患者支援センター

01ありまこうげん精神医学研究センター関連大学・機関

○関連大学

  • 兵庫医科大学・神戸大学・大阪大学・関西学院大学 ほか

○関連機関

  • 大阪認知症研究会 ほか

活動実績

012022年度実績

兵庫医科大学、大阪大学、神戸大学大学院、星槎大学大学院、福井大学等の関連機関への研究助成事業と共同研究を実施しました。

  • 1.大阪大学工学部ほか、ロボット導入に関する臨床共同研究
    • デイケア、訪問看護、さくらガーデン、救急病棟でのロボットを用いた精神科患者支援システムの実証研究(継続研究)
CommuU(コミュー)
Sota(ソータ)
ハグビー
  • 2.関連大学、連携病院等との臨床研究に関する活動支援
    • ・兵庫医科大学精神神経科への研究助成事業(継続支援)
      オンライン精神医学講座、講演会、勉強会の実施、人事交流活動ほか
    • ・神戸大学大学院保健学研究科への研究助成事業(継続支援)
      『身体合併症を有する精神科入院患者が一般科病院で適切な医療を受けるために、専門職者が経験している困難:トライアンギュレーションによる検討』
    • ・星槎大学大学院への研究活動支援事業
      PASセルフケアセラピィ看護学会での活動支援、九州・沖縄高度実践看護師活動促進協議会の連携事業支援
    • ・福井大学精神医学講座への研究助成事業
      福井大学医学系部門病態制御医学講座(小坂浩隆教授)による研究『青年期自閉スペクトラム症者の脳神経基盤と感覚異常』に対する助成を通して、ASD者の疼痛の神経科学的メカニズムの解明に寄与(人的資源への助成)。
  • 3.大阪認知症研究会に対する認知症研究助成事業
    • ・大阪認知症研究会の講演会への参加
    • ・認知症研究に関する国内外の交流事業
  • 4.関西学院大学等フィールドワークに関する活動支援
    • ・茅葺屋根の茶室の再生プロジェクト活動支援
    • ・地域交流活動への参加、共同研究事業、ゼミ生の研究活動支援

022023年度計画

 2023年度「ありまこうげん精神医学研究センター」の事業計画を推進し、兵庫医科大学、大阪大学、神戸大学大学院、星槎大学大学院、福井大学等の関連機関への研究助成事業と共同研究を実施します。また、新たにセンター長を配置し科研費での活動ができるよう論文発表などにも取り組みます。

  • 1.大阪大学工学部他ロボット導入に関する臨床共同研究(継続研究)
    ※デイケア、訪問看護、さくらガーデン、救急病棟でのロボットを用いた精神科患者支援システムの実証研究
  • 2.関連大学、連携病院等との臨床研究に関する活動支援(継続支援)
    • ・兵庫医科大学精神神経科への研究助成事業
      ※精神医学講座、講演会、勉強会の実施、人事交流活動他
    • ・京都大学大学院保健学研究科への研究助成事業(継続研究)
      ※京都大学大学院 医学研究科 人間健康科学系専攻 先端中核看護科学講座 精神看護学分野(千葉理恵教授)による研究『身体合併症を有する精神科入院患者が一般科病院で適切な医療を受けるために、専門職者が経験している困難:トライアンギュレーションによる検討』に対する助成をとおして、最先端の精神看護を追究します。
    • ・星槎大学大学院への研究活動支援事業(継続支援)
      ※PASセルフケアセラピィ看護学会での活動支援、九州・沖縄高度実践看護師活動促進協議会の連携事業支援
    • ・福井大学精神医学講座への研究助成事業(継続研究)
      ※福井大学医学系部門病態制御医学講座(小坂浩隆教授)による研究「青年期自閉スペクトラム症者の脳神経基盤と感覚異常」に対する助成をとおして、ASD者の疼痛の神経科学的メカニズムの解明に寄与します。
  • 3.大阪認知症研究会に関する認知症研究助成事業(継続支援)

    • ・大阪認知症研究会の講演会への参加
    • ・認知症研究に関する国内外の交流事業
  • 4.関西学院大学等フィールドワーク調査活動に関する活動支援(継続支援)
    • ・「新老健棟建築計画」(茅葺屋根の茶室)の再生プロジェクト活動支援
    • ・地域交流活動への参加、共同研究事業、ゼミ生の研究活動支援

03その他外部機関での実績報告

〈学会発表〉

足立 祥
タイトル 「空気清浄機の使用による家屋内空気中エンドトキシン濃度の低減と居住者の呼吸機能 との関係」
学会名 第91回日本衛生学会学術総会
研究者 余田佳子、田村憲治、 足立祥、 蓮沼英樹、大谷成人、中山祥嗣、島正之
発表年月 2021年3月
タイトル 「長時間労働者面接指導による働き方改革関連法施行前後の過重労働状況の検討」
学会名 第94回日本産業衛生学会
研究者 藤平和弘、毛利健太朗、足立祥、飛松崇子、高橋健太郎、篠原正和、井口元三、山本泰司
発表年月 2021年5月
タイトル 「神戸大学における新型コロナワクチン職域接種 ~全学一丸となって取り組んだ活動報告~」
学会名 第59回全国大学保健管理研究集会
研究者 鹿野伸子、井口元三、藤平和弘、高橋健太郎、飛松崇子、毛利健太朗、足立祥、楠田康子、林原礼子、近藤泰子、大崎絵里子、寺内千春、有村和代、菅尾有紀子、山本泰司
発表年月 2021年10月
タイトル 「機械学習を活用したストレスチェックに基づくメンタルヘルス不調の予測モデル構築」
学会名 第59回全国大学保健管理研究集会
研究者 井口元三、足立祥、毛利健太朗、飛松崇子 、高橋健太郎、藤平和弘、楠田康子、林原礼子、近藤泰子、鹿野伸子、大崎絵里子、山本泰司
発表年月 2021年10月
タイトル 「健康診断におけるWEB問診システムの導入 ~コロナ禍における遠隔での健康管理~」
学会名 第59回全国大学保健管理研究集会
研究者 藤平和弘、飛松崇子、高橋健太郎、足立祥、毛利健太朗、鹿野伸子、楠田康子、井口元三、山本泰司
発表年月 2021年10月
タイトル 「UPIにおける大学生の回答への回避についての検討」
学会名 第59回全国大学保健管理研究集会
研究者 足立祥、毛利健太朗、飛松崇子、高橋健太郎、藤平和弘、井口元三、楠田康子、林原礼子、近藤泰子、鹿野伸子、大崎絵里子、山本泰司
発表年月 2021年10月
タイトル 「生まれ月時期 と青年後期における精神的健康の関連」
学会名 第43回全国大学メンタルヘルス学会総会
研究者 足立祥、毛利 健太朗、飛松 崇子、高橋 健太郎、藤平 和弘、井口 元三、山本 泰司
発表年月 2021年12月

〈論文〉

足立 祥
タイトル 「妊娠初期における血清インスリン様成長因子-1の濃度と産後うつとの関連」
“Association between the serum insulin-like growth factor-1 concentration in the first trimester of pregnancy and postpartum depression”
著者 足立祥ほか
資料名 Psychiatry and Clinical Neurosciences
発表年月 2021年5月

〈受賞〉

足立 祥
名称 フォリア賞(優秀論文賞)
学会名 日本精神神経学会
受賞年 2021年

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